小さい頃から、看護師になって患者のために尽くすことを夢に見てきていた人も多いでしょう。もともと病弱で病院やクリニックに通うことが頻繁にあり、そこで看護師にいつもお世話になってきて、自分も看護師になりたいと考えてきた人も少なくありません。自分が病弱でなくても家族と一緒に通う経験があったり、ふとひどい病気にかかってしまって看護師に助けられたという経験をしている人もいます。
それで看護師を目指してきたものの、働き始めるとそのことが頭から離れてしまうことはよくあるのです。忙しさによって昔のことなど忘れてしまい、それに厳しさが重なってくるともう働きたくないと感じてしまうことすらあります。しかし、何かのきっかけで小児科に移ることになって、看護師として働くやりがいを思い出す人もいるでしょう。
大人や高齢者を相手にする診療科が多い一方で、小児科に移ると子供たちばかりを相手にします。その看護を通して小さい頃から思い描いていた夢を思い出し、理想の看護師像を胸に抱いて働けるようになるのです。また、自分のようにいい看護を受けた経験をして、将来には看護師になりたいと思ってくれる子供になってもらいたいと考える人もいます。
子供の看護を通して小さい頃の自分を思い出すことになり、もともと持っていた夢をはっきりと目指せるのです。それがやりがいになって、できるだけいい看護をしようと気合が入るようになると、小児科で活躍を続けられるようになるでしょう。